なぜヒーラーは人のエネルギーを引き受けてしまうのか?
当スクールヒーラー養成講座で、生徒さん同士でリーディングをしていただくと、特定のパターンで他者のエネルギーを引き受けてしまっているケースが頻繁に見受けられます。
よくあるエネルギーの引き受け方とその場所は以下の通りです。
- 手のひら: クライアントのネガティブなエネルギーや邪気を、施術中に無意識に「吸い取って」しまっている。
 - ハートチャクラ: 他者の悲しみや苦しみに深く同調しすぎ、それを自分の痛みとして受け入れてしまっている。
 - 首の後ろ(後頭部): 他者の思考パターンや重い念、霊的なエネルギーを背負い込んでしまっている。
 
これは、技術的な未熟さだけでなく、前世からの役割やマインドの癖が原因で、体のエネルギーシステムが機能として動いてしまっている状態です。
エネルギーを引き受ける根本原因
ヒーラーが他者のエネルギーを引き受けてしまう根本的な原因は、以下の二つに集約されます。
1. 前世からの「エネルギーの引き受け人」という役割
過去世において、ヒーラーや僧侶のようなことをしており、体に不要な邪気、エネルギーを吸い取って浄化をしていたことがある場合。
その潜在意識下のパターンが今世でも無意識に作動している可能性があります。
2. マインドによる誤った働き
「私がこの人を助けなければならない」「全てを理解し、受け入れなければならない」という強い共感(同情)の意識が働きすぎると、本来クライアント自身が持つべきエネルギーまで取り込んでしまいます。
しかし、邪気は払うものであって、ヒーラーが引き受けてしまっては体が持ちません。 引き受け続けると、慢性的な疲労、頭痛、感情の乱れ、そしてエネルギーシステムの機能低下につながります。
【重要】邪気を寄せ付けないための具体的な対処法
無意識で人のエネルギーを引き受けてしまう方は、以下の二つのステップと具体的なプロテクション(防御)が非常に大切です。
ステップ1:前世の癖を手放し、意図を設定する
まず、あなた自身のエネルギーシステムを「他者のエネルギーの引き受け先ではない」と再設定します。
- 古い契約の破棄: できる方は、前世での契約を持っていることがあるので契約を破棄してきてください。
 - 強い意図の設定: 「私は人の邪気をもうもらいません!私のエネルギー領域を完全に守ります」と強く、明確に、心から決めることが非常に大切です。
 
ステップ2:毎朝5分でできる光のバリア・プロテクション
具体的なエネルギーワークによって、自身のエネルギーフィールドを日常的に強化します。
- グラウンディング(接地): 地球の中心と繋がり、不要なエネルギーを足の裏から地球へ流し、安定したエネルギー(地氣)を体に取り込みます。
 - 光の玉をイメージ: 自分の体の周りに、純粋な白い光、または金色に輝く光の玉が完全に覆っているのをイメージします。
 - プロテクションの設定: その光の玉は、ポジティブなエネルギーだけを通し、ネガティブなエネルギーを完全に反射するバリアであると強く意図します。
 - 宣言: 「このバリアはセッション中も完全に私を守る」と宣言して終了します。
 
⚠️ もし邪気を引き受けてしまったと感じた時の緊急対処法
もしセッション後や人混みでエネルギーの滞り(特に首の後ろやみぞおち)を感じたら、以下の方法で緊急浄化を行ってください。
- アース(放出): 立った状態で足を肩幅に開き、深い呼吸をします。息を吐くたびに、滞っているエネルギーが体の表面を伝って、足の裏から地球の中心へ流れていくのをイメージします。
 - エプソムソルトによる浄化: お風呂にたっぷりとエプソムソルトを入れて、しっかり首まで浸かってください。
 - 運動:意外かもしれませんが、運動をして血流を上げてしまうと邪気が抜けることがあります。
 
ヒーラーがエネルギー的に健全であることは、クライアントに最高のサービスを提供するための大前提です。ぜひ今日から上記のプロテクションを取り入れて、あなた自身のエネルギーを大切にしてください。

